就寝前、部屋のマットと運動道具を整える女性

こんにちは。Y’sジムいすみの樋口です。

運動や食事をがんばり始めると、時間が足りなくなります。

そこで真っ先に削られやすいのが、睡眠です。朝1時間早く起きて運動する。夜遅くまで作り置きをする。どれもやる気の表れです。

でも僕は、睡眠を削ってまで運動の時間を増やすのはおすすめしません。睡眠も、運動や食事と同じ体づくりの土台です。

睡眠は「余った時間」じゃない

一日の予定を組むとき、睡眠は後回しにされがちです。仕事、家事、運動を入れて、最後に残った分で寝る。

これはスマホを半分だけ充電して出かけるのと同じです。朝は動けても、夕方には電池が切れます。充電の時間を削って使う時間を増やしても、結局どこかで止まります。

体も同じです。寝不足の日が続くと、運動に使う気力まで削られがちです。運動時間を作るために休む時間を先に削ると、続けるのが難しくなります。

少し動くと疲れにくくなる話は 疲れやすい人ほど、少し動いたほうがラクになります に書きました。それも、寝る時間が取れていてこそです。

目安は6時間以上。必要な長さは人によって違う

厚生労働省の睡眠ガイドでは、大人は6時間以上を目安に、自分に必要な睡眠時間を確保するよう勧めています。

6時間以上を目安にしても、必要な睡眠時間には個人差があります。起きたときに休まった感じがあるか、日中に眠気が強くないかも手がかりです。大事なのは平均より、自分にとって足りているかです。

アメリカの地域ごとのデータでは、睡眠が足りていない人の割合が高い地域ほど、平均寿命が短い傾向も報告されています。ただ、これは地域全体の傾向です。「よく寝れば何年長生きできる」という話ではありません。それでも、睡眠を後回しにしていい理由にはならないと僕は思います。

運動を足すなら、睡眠以外から時間を持ってくる

運動の時間がほしいなら、削る先は睡眠以外で探します。

  • 寝る前のスマホやテレビの時間
  • なんとなく続けている夜の用事
  • 運動を長くできない日は、短くする

運動の長さを調整して、睡眠の時間を確保する方法もあります。運動を増やすために、睡眠を先に削る必要はありません。ハードルの下げ方は 運動のハードルは、うんと下げよう にも書いています。

なお、寝不足と食欲の関係は 空腹で寝るより、30分早く寝る で書いたので、今回は時間の使い方だけに絞っています。

眠れないのは、がんばりが足りないせいじゃない

一方で、寝る時間は取っているのに眠れない人もいます。

寝つけない。夜中に何度も目が覚める。いびきや呼吸が止まっていると言われる。昼間に強い眠気がある。こういう状態が続くなら、生活習慣だけの問題とは限りません。一人で抱えずに、医療機関に相談してください。

まずは1週間、自分の睡眠時間を見る

今日からやることはひとつです。

1週間だけ、寝た時刻と起きた時刻をメモしてください。スマホのメモで十分です。

就寝前に、女性が翌朝起きる時刻を手帳に書いている

1週間たったら見返します。6時間を切る日が多い、または昼間いつも眠い。そうなら、夜の予定をひとつだけ15分前倒しにしてみてください。

15分なら、今の生活を大きく変えずにできます。運動を増やすのは、そのあとで大丈夫です。

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