夕方の玄関でスニーカーのひもを結ぶ女性のイラスト

こんにちは。Y’sジムいすみの樋口です。

「最近すぐ疲れる。だから休みの日はなるべく動かないようにしている」。

そう考える方は多いと思います。疲れているなら休む。一見まっとうです。

でも、ふだんから疲れやすい人ほど、休むより少し動いたほうがラクになることが多いです。

休むほど、疲れやすくなる

激しい運動をした翌日の疲れなら、休むのが正解です。

ところが、特に何もしていないのに「なんとなくだるい」「階段で息が上がる」という疲れは、中身が違います。体を使わない時間が長くなって、体力そのものが落ちていることが多いんです。

この状態で休みを増やすと、体力はさらに落ちます。すると、いつもの買い物や仕事がもっとしんどくなる。しんどいからまた動かない。これがぐるぐる回ります。

体は、車のバッテリーと同じ

車のバッテリーは、乗らずに置いておくほど上がりやすくなります。走ると充電される。

体も似ています。ちょっと動くと、心臓や肺や脚の筋肉が「このくらいは普通」と覚えて、同じ動きが軽くなっていきます。動かさないと、その目盛りがどんどん下がる。

だから「疲れるから動かない」は、バッテリーを守るつもりで、実は上げてしまっている状態です。

今日からできること

夕方の住宅街をゆっくり歩く女性のイラスト

いきなりジョギングやハードな筋トレは要りません。目安は「終わったあと、ちょっとスッキリする」くらいです。

  1. 1日10分、歩く時間をつくる。近所をひと回りするだけでいいです。息が少しはずむくらいの速さで
  2. 座りっぱなしを30分に1回区切る。立ってお茶をくむ、トイレに行く。それだけでも体は動きます
  3. 週2回、軽い筋トレを足す。イスからの立ち座り10回を2セット。脚の筋肉は、体力の土台です

運動は「これくらいでいいの?」と思うところから始めるのがコツです。この考え方は 運動のハードルは、うんと下げよう に書いています。

「動いたら、よけいに疲れそう」

始めて最初の1〜2週間は、少し疲れを感じるかもしれません。これは体が慣れていく途中の普通の反応です。

2〜3週間続けると、同じ10分が明らかに軽くなってきます。そうなったら、歩く時間を少し延ばせばいい。

ただし、休むべき日もあります。筋トレのあとに筋肉を休ませる話は 筋トレは、毎日やらなくてもいい。休む日も予定に入れる にまとめました。休む日も、軽く歩くくらいはOKです。

それから、急に疲れやすくなった、休んでもまったく抜けない、息苦しさや動悸があるという場合は、体力の問題ではないこともあります。その時は運動より先に、病院で一度みてもらってください。

まとめ:まず10分だけ歩いてみる

なんとなくの疲れやすさは、休みが足りないのではなく、動きが足りないサインのことがよくあります。

年齢とともに動く量が減る話は 太りやすくなったのは、年齢のせいじゃありません にも書きました。疲れやすさも、体重も、出発点は同じです。

今日、10分だけ歩いてみてください。バッテリーは、走らせた分だけ戻ってきます。

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参考:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」